コミュニケーションの大切さを表現した公共広告。今日、人は他人に無関心になっている。そのような態度は、人々にとってリスクの高い社会を生み出しかねない。人と人とのコミュニケーションは互いが関心を持ち合うことから始まるものである。同じ社会に生きる一員としてお互いにコミュニケーションをとることで、支え合い、助け合うことができるのである。住みよい社会の実現はコミュニケーションから始まる。
やりたいと思っていることを実行に移せるように後押しする公共広告。今日、人は自分の関わっている範囲以外に関与しなくなっている。これは、周囲が気になったり、偽善ではないかと自問自答してしまうからである。しかし「思っているのに実行出来ない」ことが、思いやりのない社会を作り出しているのである。思いやりのある社会を作るためには、思っていることを実行することが大切である。
人と人とのコミュニケーションのあり方を考える公共広告。昼夜を問わず利用できるインターネットは、簡便なコミュニケーションツールとして時間を惜しむ現代人に広く浸透している。それは多くの人と繋がりを保つことを可能にする反面、文字情報のみで行われるコミュニケーションであり基本的なコミュニケーション能力の低下を引き起こしている。深い人間関係を築くためには、顔を見合わせてコミュニケーションをすることが大切であり、忘れてはならないものである。
自分自身の国のことを考える公共広告。今日、グローバル化が進み様々な情報が日本中に溢れている。文化的コミュニケーションの幅が広がる中、私達はこれが自分達の国だ、文化だと言うことができるだろうか。日本の中には残すべきものがあるのにも関わらず、これからの日本を担う若者達は日本の良さを忘れかけている。日本らしさは何か、どこにあるのかを日本人一人ひとりがもう一度見つめ直す必要がある。